シンポジウム詳細

新時代の空港経営とその可能性 ~世界航空市場の変化と我が国の空港運営~

  • 講師

    御立尚資

    ボストンコンサルティンググループ 日本代表

    加藤一誠

    日本大学 経済学部 教授

    佐藤善信

    国土交通省 航空局 次長

    土井勝二

    日本空港ビルデング(株) 代表取締役副社長

    山内弘隆

    一橋大学大学院 商学研究科 教授

  • 開催日時
    2011年11月25日 13:30 - 17:00
  • 開催場所
    日本大学 経済学部 7号館 2階講堂
  • 開催場所連絡先
    03-5418-7747
  • 最寄り駅
    JR・都営地下鉄「水道橋」駅
新興国の経済発展が顕著となり、中国は世界の工場から世界一の市場へと
転換しています。他方、我が国では、少子高齢化が進行するなかで円高が
定着し、企業は国外に流出しています。問題はより複雑になっていますが、
それでもなお、成長の持続がわが国の根本的な課題であることは言うまでも
ありません。
こんにち、航空や空港は変化の大きい領域になっています。オープンスカイの
進展やLCCの参入による競争の激化、首都圏における空港容量の拡大、関西
国際空港と大阪国際空港の経営統合などがその例です。航空は人びとの生活にも
直結するため、常に世間の注目を集めているといっても過言ではありません。
そのようななか、昨年、国土交通省は国際競争力を向上させるため「国土交通省
成長戦略」を取りまとめ、我が国の成長に貢献する航空政策のひとつとして、
「民間の知恵と資金を活用した空港経営の抜本的効率化」を掲げたところです。
その具体化に向けて、国土交通省航空局は「空港運営のあり方に関する検討会」を
設置し、本年5月には『空港経営改革の実現に向けて』とする報告書が取りまとめ
られました。
報告書にある「真に魅力ある空港の実現」と「国民負担の軽減」の2つの課題を
どのようにして達成するのか。国際競争力の観点からも求められる空港の効率的
運営のあるべき姿、オープンスカイが進展する我が国の航空が世界をリードする
ために必要な視点とは何か。この問題はこれまで十分に議論されてこなかったと
いえるでしょう。そこで、航空政策研究会では、今後の空港運営のあり方を地方分権、
効率性、公平性あるいは公共性という幅広い視点から議論を深めるために、
シンポジウムを開催することとなりました。

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