シンポジウム詳細

研究報告会「空港の効率的運営に関する研究」

  • 講師

    西藤真一

    島根県立大学 総合政策学部 講師

    井尻直彦

    日本大学 経済学部 准教授

    加藤一誠

    日本大学 経済学部 教授

    加藤浩徳

    東京大学大学院 工学系研究科 准教授

  • 開催日時
    2010年11月15日 15:30 - 18:00
  • 開催場所
    日本大学経済学部7号館2階講堂
  • 開催場所連絡先
    03-5418-7747
  • 最寄り駅
    JR・地下鉄「水道橋」駅
航空政策研究会では2007年度より2年間にわたって
空港運営に係る研究を行ってきた成果を「今後の空港
運営のあり方について」として2009年3月に発表し、そ
こでは、一定のルールにもとづいて全国41空港の収支
を試算して、空港運営の「透明化」、「一体化」および
「地域化」というキーワードに託して今後のあるべき
空港政策を提言した。
 この研究の一部メンバーに新しく数名を加えた研究
グループは、航政研の「研究プロジェクト支援事業」
を活用して、さらにいくつかの地方空港において現地
調査を行い、効率的な空港運営の実現に努力している
地方空港の実態を明らかにした。そして、公的所有で
ありながら効率的に運営されているアメリカの空港着
陸料に焦点をあて、空港と航空会社の関係についての
方向性を論じた。さらに、小規模空港では外部効果を
取り入れた「地域経営」という発想を提示しており、
これに対応するために米国の空港の波及効果とその
計測方法を検討し、わが国への適用可能性を考察した。
最後に地方空港に「アジアの成長を取り込む」ための
基本情報として、中国の航空市場の現状を分析した。
 本報告会では航政研プロジェクトの継続研究として
実施したこれらの研究成果を公表し、今後の地方空港
のあり方をフロアとともに考えることとしたい。

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