月例研究会詳細

水上飛行機を活用した航空輸送 -地方創生からの期待-

  • 講師

    轟朝幸

    日本大学理工学部交通システム工学科 教授

  • 開催日時
    2016年03月10日 09:00
  • 開催場所
    日本大学経済学部 7号館2階講堂
  • 開催場所連絡先
    00-00-00
  • 最寄り駅
    JR・都営地下鉄 「水道橋」駅
 日本各地には、新幹線や空港などの高速交通網から取り残された中小都市や
観光地がまだ多数存在します。東日本大震災で大きな被害を受けた三陸地域も
そのような高速交通不便地域です。
 轟教授を中心とする日本大学理工学部の研究者は、東日本大震災の復興を
第一の目的として、三陸地域のような高速交通不便地域へのアクセス向上の
ために、水上飛行機を活用した「水上空港ネットワーク構想」を提唱して
こられました。カナダではバンクーバーと州都ビクトリア、周辺の島嶼地域、
道路のない入り江の集落、観光地等の間を水上飛行機による航空輸送網が
確立されており、住民や観光客の足として利用されています。海に囲まれた
わが国でも、入江や湾、さらには湖沼や河川を水上飛行機の離発着に利用すれば、
地方における高速交通の不便さが解消されます。交流の活性化や関連の地域
産業の定着によって、地方創生へ少なからず貢献できるでしょう。
 瀬戸内海では約50年ぶりに水上飛行機による航空輸送事業が復活する動きもあり、
日本の空と水辺(海・湖沼)に水上飛行機が飛び交う日は間近です。3月の
月例会では、日本大学理工学部交通システム工学科の轟朝幸教授をお招きし、
水上飛行機を活用した航空輸送についてお話を伺います。

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