月例研究会詳細

今後の空港・航空政策の方向性―航空分科会基本政策部会の議論を中心に―

  • 講師

    加藤一誠

    日本大学経済学部 教授

  • 開催日時
    2013年07月31日 09:00
  • 開催場所
    日本大学経済学部7号館2階講堂
  • 開催場所連絡先
    00-00-00
  • 最寄り駅
    JR/都営地下鉄「水道橋駅」
 この3年間、航空・空港政策には大きな変化が生じております。
具体的には、羽田・成田の容量拡大にともなうオープンスカイ交渉の進展と
本邦LCCの参入による航空需要の拡大、ならびに空港経営改革が政策の柱である
と同時に、この期間は航空会社の集中改革期間とも位置づけられ、航空機燃料税や
着陸料の軽減措置が実施されたところです。
わが国は少子高齢社会となり、今後は人口減少も予想されるため,国内航空需要が
増加する余地は限られています。他方、アジア諸国の経済成長とともに国際航空
需要は大きく増加し、航空・空港の競争はいっそう激しさを増すなか、わが国の
航空・空港政策はどうあるべきか。こうした問題認識のもと、国土交通省交通政策
審議会航空分科会の基本政策部会において多様な問題に関して議論が交わされ、
先月の部会で提示された「中間とりまとめ(案)」の議論が続いております。
今回は、航空分科会基本政策部会委員である日本大学経済学部加藤一誠教授をお迎
えし、「中間とりまとめ(案)」や部会で議論された航空機燃料税を含めた
公租公課のあり方と地方航空ネットワークの維持方策は喫緊の課題であり、将来の
航空需要を見据えた負担や空港政策のあり方などの内容を紹介しながら、私見に
もとづきわが国の航空・空港政策の論点を整理いただきます。

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