月例研究会詳細

2010年航空行政の現状と展望

  • 講師

    前田隆平

    国土交通省 航空局長

  • 開催日時
    2010年01月15日 09:00
  • 開催場所
    経団連会館 2階 国際会議場
  • 開催場所連絡先
    03-6741-0222
  • 最寄り駅
    東京メトロ千代田線他 「大手町」駅
2008年後半に顕在化した世界的な不況は航空業界を直撃し、2009年は航空関連産業にとって苦難の年となりました。急激な需要縮減で収益を圧迫された航空企業が路線整理を進めた結果、国内では存続の危機に瀕する空港も現出しております。航空企業、空港、地方自治体、利用者など受益者で形成してきた航空を取り巻く従来の関係は岐路にあり、時代に即した迅速な対応が求められています。

こうした中、前原・国土交通大臣が羽田ハブ化構想や空港整備勘定の見直しなどに言及され、また、成長戦略会議の主要テーマのひとつとして取り上げられたことから、航空は世間の注目を浴びる政策になりました。背景には2010年に予定される成田、羽田両空港の発着枠拡大、そして首都圏での国際線運用の大幅な進展が見込まれていることがあります。
2009年12月の日米協議で「オープンスカイ」に実質合意したことが象徴するように、今後、航空企業はグローバルな環境下で他国企業との戦略的で熾烈な競争に突入することが予見されます。また、国内主要空港も他国とハブ空港を賭けて争うことになりますので、行政当局には本邦航空産業がこうした競争に打ち勝つ環境を一刻も早く整備することが求められます。

このような状況下、航空行政の舵取りを担われる国土交通省の前田航空局長をお招きし、「2010年航空行政の現状と展望」と題して、わが国の航空行政の現状と今後の展望についてお話しいただきます。

現在、お申込み受付期間ではありません。